アルファベットの切り文字

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現在発売中の2015年春号の「雑誌suumo 注文住宅」で、クリエティブな家をつくるページに、DIYアイデアを4点紹介しています。その中のキッズ向けの黒板シェルフ(家具)があり、楽しくモノを収納するためのバスケットの目印に、絵柄付きのアルファベットの切り文字を使っています。カラフルで可愛い切り文字ですが、現在は残念ながら販売されていません。(あちこち探してみたのですが。。)そこで、市販されている切り文字を使ってつくることをお薦めします。特に写真のような合板の切り文字ならば、塗料を施してペインティングをすることも、紙を貼ってデコパージュすることも出来る、楽しいアイテムです。

チョコレート色

2.16チョコ

大阪の友人がチョコレートをお土産に持って来てくれました。モンロワールと言うチョコレートハウスのもので、1センチ程の小さなリーフのカタチをしたチョコレートは、風味と口溶けがよく上品で、小柄な友人らしい雰囲気のあるプレゼントでした。チョコレートは左から時計まわりに、ミルク、モカ、ホワイト、抹茶、ダーク(中央)の5種類が小さな紙に包まれていていました。私は、こい茶色を時々、チョコレート色と呼ぶことがありますが、色を測ってみると、慣用色名のチョコレート色(マンセル値:10R2.5/2.5)は、中央のダークチョコレートと判明しました。ダークな深い茶色がチョコレート色です。

赤のパントンチェアー

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中央に置かれたパントンチェアーは、FRPの単一素材を射出成形した、一体型の最初の椅子。からだに沿うような快適な三次曲線の実現というだけでなく、一体成形を可能にする手法の実現としても多くのデザイナーに注目された椅子。デザイナーのヴェルナール・パントンは在学中、アルネ・ヤコブセンの助手を務めたこともあり、実験的な家具デザインを行ったことでも有名です。

シグナルレッドとも言える鮮やかな赤のパントンチェアーは、このシンプルなフロアーで、強い印象を放ち、手前にある空色の椅子よりもずっと存在感を放っている。ビビッドな赤色は、色の心理効果から、目立つ色であり進出色だから、そして綺麗なフォルムが魅力を放っている。

参考文献:美しい椅子5/島崎信+東京生活デザインミュジアム/2005年

補色のファッション

2015-01-31

青山スパイラルホールで開催されたショーを観るチャンスがありました。フォーマルウェアー、カジュアルウェアーと共に、民族衣装を思わせるドレスがあり、多くの人の眼を惹いていました。民族衣装は、色鮮やかな反対色が使われていることが多く華やかです。特に、この二人の頭から被っている、シアンブルー(青)とウォームレッド(赤黄)のベールの色は、補色と言われる正反対の色の組み合わせです。生理的な心理効果から色彩学「色彩論」を著した文豪ゲーテが、その中で「青は赤黄を、黄には赤青を、深紅は緑を呼び求める」と論じていますが、まさに その色の組み合わせにハっとさせられました。