しろい紙の椅子

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現在 竹尾見本帳本店の2階ギャラリーで開催されている「紙のかたち」展は 3人の建築家による紙の展示会で、建築やプロダクトへの活用を提案しています。テーマの紙を「まとめる」「かさねる」「ひっぱる」ことによって 創り出された新たな「紙のかたち」を観ることができます。中でも紙の力学的な特性に着目してつくられた しろい紙をつかった「ブックチェアー」は りくつを超えて惹かれました。この椅子を考案した 建築家の川添善行氏は 70年代生まれの研究者ですが、椅子の端部に用いられた 本の装丁の和綴じは どこか懐かしさを感じさせてくれます。

建築家:川添善行氏のサイト http://www.gandz.com

10月27日

朽葉色

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早朝ウォーキングに出かけた林試の森は 落ち葉がびっしりと広がっていました。枯れた草の色は淡い黄褐色の枯れ色と言い、樹木の枯れた落ち葉の茶色は 朽葉色と言います。どちらも侘び寂びの風情を感じさせる和の色名ですね。朽ち葉色は 平安時代から使われている色名で 茶色と言う色がなかったため 茶系全般をさす色名として使われていたとか。足下に広がった落ち葉の絨毯は、自然が創り出した 微妙で繊細なカラースキームだと思いながら、、

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拾って来た落ち葉は いつものようにスケッチブックにスクラップして色彩データに活かします

参考文献:日本の色世界の色/茶系の和の色名

10月5日

Benjamin Moore のペイント

2015.8.18
 ホワイトハウスでも使われていると言われる 3600色あるアメリカの塗料  Benjamin Moor :ベンジャミンムーア塗料を久しぶりに使ってみました。まずは色えらびから色見本を取り寄せ使いたい色の絞り込み。次に色見本をペイントしたい壁に貼って2〜3日眺めて検討、明るさが違うと「色」は違って見えるので、朝、昼、夜、照明を付けた時それぞれの条件で確認します。決定したのは、既存の壁色と違和感がなく家具の色と補色になる淡いグリーン色。必要量を調合(写真の右端)してもらい購入、お天気の良い日にペイント。色ムラがほとんどない出ないペイントです。

8月18日

 

学生の色彩構成作品

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先週、山脇の学生から仮想空間の色彩構成の課題が提出されてきました。数名いる中国からの留学生の作品は、日本人の色彩感覚とハッキリと違いがあります。鮮やかな赤をつかうなど、国柄からくる風土色が色濃く反映されています。左は日本の学生、右は中国の学生作品。

8月4日

色のものさし

色相環ー12Tone.

長さのものさしは、ミリ、センチ、メートルが使われ、重さのものさしには、グラム、キログラム、トンなどが使われています。色にものさしが有りますが、使っている人はグラフィックデザイナー、プロダクトの製品管理に関わっている人、染色に関わっている人など限られています。色は感覚でとらえるものと思っている人が多いのですが「色のものさし」を使って数値化すると、客観的に扱えます。

「インテリア色彩の勉強会」後、受講されたの方から「色のものさし」は、これまで感覚でとらえていた「色」を確信をもって裏付ける方法として実践に活かせます!と感想を頂きました。

7月30日

色々な赤のファブリック

赤ファブリック

輸入ファブリックをはじめラグ・照明などを扱う企業の社員研修会で「インテリア色彩」のレクチャーを先週させて頂きました。世界有数のメーカーから輸入されたファブリックは、さすがに素晴らしい物ばかり。特に、赤系統色のファブリックは、色あざやかなタイシルクのレッドから、天然染料を使った茜色や蘇方色の深みのある赤、やや紫みがかったコチニール・レッド、、、と「色々な赤」の魅力的なファブッリックが豊富に揃えられていて、溜め息がでるモノばかりです。

 

7月22日

 

ドーンピンク

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先週末、雨あがりの夕方にドーンピンクの空が現れました。ふつうは夜があける頃に空が曙色に染まる朝焼けの空です。この日は突然雨がふったり晴れたりしていたので、突然変異だったかもしれません。高架線の東横線のホームで、突如現れた綺麗なピンクの空に 沢山の人が 見ほれていました。。。

*ドーンとは夜明けのこと。その夜明けの空の淡い色をドーンピンクと言う。

紫陽花いろ

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五反田デザインセンターのエントランスで綺麗な紫陽花の鉢植えを見かけました。庭先や街路樹の根本にも紫陽花はありますが、スポットライトが当たった紫陽花は眼にも鮮やかです。この季節、藤の花に始まり、すみれ、杜若、菖蒲、紫陽花と、、むらさき系統の花の和名が多く、パンジー、ライラック、ラベンダー、モーブ、オーキッド、、、と外来語のパープル系統の慣用色名も数多くあります。春さきの「さくら色」に続いて梅雨の「あじさい(紫)色」も、遅い春の季節の色ですね。

AIC 2015

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お茶の水ソラシティーで、5月19日から22日まで、第16回 国際色彩学会が 31カ国300名余りの参加者で開催されました。記念シンポジウム、妹島和世氏の基調講演、ポスター発表、学術的な色彩発表、国内外の色彩関連会社Nの商品展示などが併設され、カンファレンスと合わせ充実した内容に刺激を受けました。5月25日

 

プリズムによる光のスペクトル

2015.5.13

快晴の空のもと、山脇学院の学生と太陽光をプリズムに透過させ「七色の光のスペクトル」を見ることが出来ました。スペクトルは、短波長の青紫・藍・青、中波長の緑・黄、長波長の橙・赤の光です。学生が実験をとうして、17世紀半ばにニュートンの発見した「光のスペクトル」を体感する良い機会になりました。

5月13日