北八ヶ岳と箱根の苔色

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お盆休みに知人の鈴木さんから北八ヶ岳の苔森(写真ー左)のフォトが届きました。見ているだけで涼ずやか。露をたっぷりと含んだ苔森は、まるで「ジブリの森」のようで最近 苔ガールも出現する人気スポットとか。写真−右は、昨年9月3日にワタシが撮影した箱根園の苔庭ですが、写真で見比べると 北八ヶ岳の苔は「深く濃い緑色」に対して、箱根園は「明るい黄緑色」です。苔色もこんなに地域によって違うのですね。

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箱根園の苔色を視感で測った時の記録を確認すると、かなり黄みがかった緑色。近くで見るとカタチもユニークで苔の魅力をあらためて知りました。。。

2016年8月15日

心落ち着くガラスアート創作

九州熊本地方の地震に、心を痛め眠れない日々を過ごしている方も多いと思いますが、私も一日も早い終息を願うばかりです。さて、先々月から悩み乍ら創作していた、ガラスアートが芸文社発刊の雑誌favori 8月号に紹介されます。インテリアを演出するガラスアートです。1997年頃から、インテリアの仕事の傍ら ガラスアートを創作していますが、この創作の魅力は、なんと言っても画材ヴィトラーユの透明感のある美しい色です。絵の具の色を眺めながら色えらび、色づくりをしていると、日頃ストレスでザワザワとしていた心が、静かに落ち着いてきます。写真は創作ための色相環のカラーパレットの一部です。

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2016年4月18日

直島の黄色と赤色のかぼちゃ

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現在 開催されている SETOUCHI TRIENNALE 2016に合わせて 瀬戸内海の直島へ行ってきました。2回目になる瀬戸内トリエンナーレは、ヨーロッパ・アジアからアーティストと建築家が多く集まり何処も入場するのに整理券が配布されるほどの盛況ぶり。メイン会場になる直島には、フェリーの玄関口に草間弥生さんの赤のかぼちゃのモニュメントが、地中美術館、ベネッセミュジアムのゲート口に黄のかぼちゃのモニュメントがあり おだやかな瀬戸内海をバックに鮮やかな色のかぼちゃは、シンボリックに強烈な存在感を放っています。そして訪れる人はみなココで記念撮影。わたしも。。。

http://setouchi-artfest.jp

2016年4月4日

ミモザの花はクールイエロー

3.7

あざやかな黄色が美しいミモザの花が咲いています。ふわりとしたミモザの小さな花は、可愛らしく遠くからも目立ちますが、花の色で測ってみると、マンセル値は 7.5Y8.5/12 です。いろいろな黄色(イエロー)がありますが、やや冷たさを感じさせると言われている「クールなイエロー」です。

視感測色

2016.3.14.

桃色のような川津さくら

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近くの公園の川津さくらが満開になり、週末はお天気も良く 木の下で一足早いお花見をする家族連れで一杯に。この川津さくらは、開花から約2週間あまり綺麗に咲います。一般的なさくらなどと比べると 開花期間が長く花のピンクの色が鮮やなのも特徴です。ちょうど御ひな祭りのこの時期の桃の花と間違えてしまうような可愛い桃色のさくらです。

2016年2月29日

あかりの色

2016.1.13

Photograph :Louis Poulsen

昨日は東京も初雪が降り冬本番です。そんな寒い冬を乗り切るために 北欧では「暖かなあかり」を上手に使います。たとえば部屋のコーナーに、フロアースタンドを置いて照明として使うだけでなく、暖かな雰囲気を演出するためにも使います。写真のLouis Poulsenのスタンドには、電球が使われていますがキャンドルのあかりに近く、暖かな雰囲気をかもしだす橙色の光源です。その反対にコンビニエンス ストアーで、よく見かける昼光色のLED照明は、 白色の光源でモノをくっきりはっきり見せる効果がありますが、冷たさ感じさせます。この季節、家の中だけは暖かなあかりがイイですね。

2016年1月13日

かがみ餅の色

2016.1.4.

謹賀新年

三年ほど前から色を測ったり比べたり色名の由来を調べています測り方は、JIS基準にもとづいた方法で測る、視感測色です。三が日あけ「かがみ餅」の色を測ってみました。

餅の色は、かすかに黄みがかった白で、マンセルの近似値:2.5Y9/0.5〜1 慣用色名の胡粉色卯の花色に近い色です。現在、餅色という慣用色名はありませんが、あったらいいなと思う色名です。

2016年1月4日

測色方法:視感測色

色 織る 色 描く 二人展-1

11月23日(祝)から28日(土)まで 銀座1丁目の奥野ビルにあるギャラリー石で、女子美の先輩の室田理子さんと二人展を行います。室田さんはスウェーデンの織物を 私は Vitrail彩色画を展示します。あと2週間になり準備の最終段階。少し焦っています。

アートギャラリー石:東京都中央区銀座1-9-8  奥野ビル206号

ギャラリーについて

 

14色のCab-chair

2015.11.10

このキャブチェアー:Cab-chair と名付けれた イタリアンモダンデザインを代表する椅子は、マリオベリーニがデザインした金属のフレームに、高級感溢れる厚革のジャケットを被せるという画期的な発想で 1977年に発売された椅子。初めて見た時は、ユニークな発想とフレームと厚革が作り出すテンションの座り心地の良さに、感動したことを今も憶えている。デザインされてから40年経つが、今見ても魅力的なこの椅子は、現在14色展開になり味わいを深めている。
※ニューヨーク近代美術館所蔵作品

http://www.cassina-ixc.jp/shop/r/r221010/

11月10日