しろい紙の椅子

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現在 竹尾見本帳本店の2階ギャラリーで開催されている「紙のかたち」展は 3人の建築家による紙の展示会で、建築やプロダクトへの活用を提案しています。テーマの紙を「まとめる」「かさねる」「ひっぱる」ことによって 創り出された新たな「紙のかたち」を観ることができます。中でも紙の力学的な特性に着目してつくられた しろい紙をつかった「ブックチェアー」は りくつを超えて惹かれました。この椅子を考案した 建築家の川添善行氏は 70年代生まれの研究者ですが、椅子の端部に用いられた 本の装丁の和綴じは どこか懐かしさを感じさせてくれます。

建築家:川添善行氏のサイト http://www.gandz.com

10月27日

朽葉色

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早朝ウォーキングに出かけた林試の森は 落ち葉がびっしりと広がっていました。枯れた草の色は淡い黄褐色の枯れ色と言い、樹木の枯れた落ち葉の茶色は 朽葉色と言います。どちらも侘び寂びの風情を感じさせる和の色名ですね。朽ち葉色は 平安時代から使われている色名で 茶色と言う色がなかったため 茶系全般をさす色名として使われていたとか。足下に広がった落ち葉の絨毯は、自然が創り出した 微妙で繊細なカラースキームだと思いながら、、

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拾って来た落ち葉は いつものようにスケッチブックにスクラップして色彩データに活かします

参考文献:日本の色世界の色/茶系の和の色名

10月5日