補色のファッション

2015-01-31

青山スパイラルホールで開催されたショーを観るチャンスがありました。フォーマルウェアー、カジュアルウェアーと共に、民族衣装を思わせるドレスがあり、多くの人の眼を惹いていました。民族衣装は、色鮮やかな反対色が使われていることが多く華やかです。特に、この二人の頭から被っている、シアンブルー(青)とウォームレッド(赤黄)のベールの色は、補色と言われる正反対の色の組み合わせです。生理的な心理効果から色彩学「色彩論」を著した文豪ゲーテが、その中で「青は赤黄を、黄には赤青を、深紅は緑を呼び求める」と論じていますが、まさに その色の組み合わせにハっとさせられました。