屋根の檜皮色

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元旦の朝「京都御所-秘められた千年の美」と言う番組を見ていたら、御所の屋根が、檜の皮で葺き替えられて様が紹介されていた。檜の皮をはぐ匠によって日本全国から集められた檜の皮を、檜皮師が、竹の釘で留め檜皮屋根が葺かれていく様子に圧倒されてしまい脳裏を離れない。檜皮色は、神社仏閣で、今も見る事が出来るが飾り気のなさが質実剛健に通じるため、武士達にこの色はとりわけ愛されたと言う、茶褐色の渋い趣のある色です。
参考:美しい日本の伝統色/森村宗冬著/2013